「ポジティブ心理学」幸福の測定項目「Positive Emotions」「Engagement」
皆さんこんにちは!KECビジネスコンサルティングの城戸内(きどうち)です。
本日は「ポジティブ心理学経営プログラム」にて幸福度測定に活用している
PERMA診断の各項目について具体的に触れたいと思います。
PERMA診断の概要は前回の記事をご覧ください。
本日はその中のPositive Emotions・Engagementについて詳しく解説いたします。
Positive Emotions
楽しみ、歓喜、快感、ぬくもり、心地よさなど自分が感じるプラスの感情をどの程度
持つことができているかの指標です。
ポジティブ心理学では、人生の満足度を含む「ウェルビーイング」を重要視しており、
その要素もここに含まれます。
ウェルビーイングとはWHOによる健康の定義がベースとなっているもので、
「肉体的、精神的及び社会的に満たされている」状態です。
このPositive Emitionsをご説明すると、ポジティブ思考であると誤解されることが多いですが、
ポジティブ心理学では100%ポジティブであることを推奨しておらず、ネガティブも必要だと
しています。
たとえば、精神的に満たされるために、悲しい時に泣くこと・疲れたときに休息をとること
も必要ですよね。その結果として快適で心地良い感情をどの程度持つことができているか
を表す要素です。
Engagement
時間を忘れるほど物事に集中して取り組めているかどうかの指標です。
この状態を「フロー状態」とよび、その最中には思考や感情は存在せず、
振り返ったときに「あれはすばらしかった/楽しかった」と感じます。
フローに関しては、アメリカの心理学者 チクセント・ミハイ博士により
このように位置づけられています。
活動が易しすぎず、難しすぎないような、能力の水準と難易度との
バランスが適度にとれている状態
スキルレベルが中程度ある方が、挑戦のレベルが低い仕事をするときは「退屈」と感じ、
スキルレベルが低い方が、挑戦レベルの高い仕事をするときは「不安」を感じます。
本日はポジティブ心理学の要素PERMAから、Positive Emotions・Engagementをご紹介しました。
KECではオリジナルのPERMA診断にて、幸福度の調査・分析・アドバイスを行っています。
ご興味がございましたらこちらよりお問合せください。
次回は他の要素をご紹介いたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事の筆者 |
KECビジネスコンサルティング 城戸内 絵美(きどうち えみ) 京都府出身。KECビジネスコンサルティングにて各種研修・セミナーの企画営業を担当。 |