研修レポート「新入社員オンラインバーチャルセミナー」
皆さんこんにちは!KECビジネスコンサルティングの泉谷です。コロナウイルスにより様々な影響が出ている中、KECでは先日4/2~3において、オンライン型の新入社員合同研修を実施いたしました。ご受講いただいた皆様ありがとうございました!各企業様によって受講環境も異なる中、オンラインでの研修当日はどのような様子だったのか。今回は、当日の様子や進め方、また受講いただいた新入社員の皆様のお声をご報告させていただきます。
※追加日程も記載しております。
目次 |
KEC オンライン・バーチャル・研修とは?
KECのオンライン・バーチャル・研修ではテレビ会議等で使われる「ZOOM」と学習支援プラットフォーム「UMU」の2つのアプリケーションを活用いたしました。2つのアプリケーションを活用し、対面型の研修にも劣らない、オンラインだからこそ生まれる特性もございました。まずは今回活用した2つのアプリケーション、「ZOOM」と「UMU」について簡単にご紹介いたします。
■ZOOM
テレビ会議等で使われるアプリケーションです。ZOOMの特徴としては、複数人で同時中継を行えるだけでなく、「ブレイクアウトセッション」という機能があります。ブレイクアウトセッションを活用することにより、複数のグループを自由に分けることができます。全体ではレクチャーを行い、グループで話し合う場面では少人数のグループに分けて、といったように簡単に研修シーンに応じた使い分けが可能です。ですので、通常の会場型の研修で行うようなグループワーク等もオンライン上でも難なく実施いたしました。他にも「手を挙げる」という機能を用いて、講師の話が終わったタイミングで理解した人に挙手を促したり、質問がある場合には手を挙げるボタンを押していただく、といった対面の研修でも行っているようなこともオンライン上で実施いたしました。他にもチャット機能や必要に応じて、マイクやカメラをオン・オフにする、といった設定も新入社員の皆様はすぐに使いこなしており、さすがの吸収力に圧巻でした!
■UMU
オンライン研修時はもちろん、研修後の振り返りツールとしても最大限、効果を発揮する学習支援のプラットフォームです。UMUの特徴は、受講者の意見やアウトプットを簡単に共有することができます。また意見を入力する過程を踏むことで一人一人が意見を考えアウトプットすることで、主体的な行動を育みます。また研修後も簡単にUMUのアプリ上で他者から出た意見の閲覧やコメント、研修動画の共有等、振り返りコンテンツを活用した学習も行うことができます。
※UMUはオンライン研修時だけでなく、研修後のフォローとしても活用することができます。UMU上にアップした動画視聴や振り返りテスト等、リモートワーク中のフォローにも有効です。
↓実際のUMUの入力画面の例
↓受講者が入力した結果の例(キーワード表示)
「学生と企業人との違いは何でしょうか?」という質問に対する入力結果をキーワード表示したものです。
↓受講者が入力した結果の例(一覧表示)
「学生と企業人との違いは何でしょうか?」という質問に対する入力結果を一覧表示したものです。
オンラインで研修を行うメリット
今回オンラインでの集合研修を実施して感じたオンラインでの研修を受講するメリットをいくつかご紹介できればと思います。
■全国各地から場所を問わず参加可能
受講環境が準備できればどこからでも参加ができる点がまず挙げられるかと思います。今回も世間の状況を鑑みて、対面の会場型の研修から、オンラインの研修へ切り換えた企業様も多くいらっしゃいました。たとえ、今日的な状況でなかったとしても、集合するためにかかるコストや時間を考慮すると、オンラインで行う選択をする場面は今後多く出てくるのではないでしょうか。今回オンラインの研修にご参加いただいた企業様は、1人1台パソコンがご準備できる場合もあれば、1台のPCで複数人ご覧になった場合もあれば、ハウリングを防止するために受講教室を複数ご用意いただいたケースもありました。ご準備いただける環境は異なってくるかと思いますが、場所を問わず事務所や自宅でも参加できる点は非常に強みです。
■意見が出やすい受講環境
受講者からの意見の出やすさもオンラインで研修を行う大きなメリットの一つです。対面で研修を行う場合は、どうしても声の強い人や発信力のある人の意見が前面に出る傾向にあります。しかし、オンラインで上記のZOOMとUMUを組み合わせ、Web上で意見を入力するという過程を踏むことで、一見大人しく見えるような受講者からも平等に意見をアウトプットしてもらうことができます。また、受講者が入力した意見はそのままZOOM上で簡単に共有することができるため、視覚的にも周囲の意見をわかりやすくくみ取ることができます。
■オンラインだからこそ生まれる主体的な行動
オンラインだからこそ生まれた受講者の主体的な行動が今回何度も見受けられました。例えば、誰かと話をする前には、「音は聞こえますか?」と相手を気遣ったり、席を外す際にはきちんと事務局に個別のメッセージを連絡したり、同じ会場で受講されている場合に他の人が接続不良になった際は、仲間同士で助け合ったり、とオンライン研修ならではのシーンもありました。また、上記でご紹介したUMUに意見を入力することを促すことで、対面の研修以上に自発的に発信する場面が多く見受けられました。直接的なつながりがは薄いかもしれませんが、逆に相手に働きかけるもしくは相手を気遣うといった行動を生み出したのかもしれません。
受講者の声
2020年4月2日、3日にて実施いたしました、オンライン型の新入社員研修における受講者の声をご紹介いたします。
■Aさん
「私はまず、電話の応対が苦手なので、電話を受ける練習をしていきたいと思います。電話を受ける人はその会社の顔になるため、新入社員研修で学んだことをしっかり身に着けて、会社で生かしたいです。また、わからない部分があれば、研修で学習したことを思い出したり、動画を見て振り返り、解決したいと思います。」
⇒動画を見て振り返り、解決していきたい、と意欲的な姿に感銘を受けました。苦手な電話対応も必ずマスターできると思います。応援しております!
■Bさん
「今回一番学んだ事は、聞くだけでは学べない事です。G-PDCAの講義の時にグループディスカッションを通じて、よりその使い方が明確になりました。社会に出て先輩や上司、読書から得れる情報は、聞くだけで終わらず、実際に思考してより深く理解する必要があると感じました。計画を立てる上で、しっかり自身のチームの中で同じ目標(G)を認識する事を心掛けたいです。」
⇒2日間のプログラムで同じグループで何度もディスカッションをし、同じ目標を持つ大切さを実感いただきました。ぜひ現場の皆様とも同じ目標に向かって頑張ってください!
■Cさん
「マナーをどの人の目線で見るべきか、仕事上で必要となるマナーの意義を学べました。電話対応についてもありのまま言うのではなく相手の気持ちを考えたうえでこう言う方が良い等、テキストに書いていること以外のことも教えて頂き、学びになりました。」
⇒マナーについての目線や相手の気持ちを考えた振舞というのは、必ず相手に伝わります。今のお気持ち、学びを活かしてご活躍されることを願っております!
オンライン型の研修サービスをはじめ、その他研修や人材育成についてお悩みがございましたらお気軽にお問い合わせください!
この記事の筆者 |
KECビジネスコンサルティング 泉谷 岳(いずたに がく) 兵庫県出身。KECビジネスコンサルティングにて各種研修・セミナーの企画営業を担当。趣味は映画・YouTube鑑賞、心理学本の購読、野球観戦。 |