新入社員への効果的なブレンド型学習のススメ
皆さんこんにちは!KECビジネスコンサルティングの泉谷です。早いもので1月も中旬となってきましたがいかがお過ごしでしょうか。4月には新入社員が入ってくる企業様も多いかと存じます。またこの時期に内定者への教育を入社前から着手する企業様も増えているように見受けられます。今回は新入社員への効果的な学習方法についてご紹介いたします。
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インプット学習×アウトプット学習
学習定着率はインプット学習のみだと最大30%、アウトプット学習を加えることにより最大90%と実証結果もあるほど、この2軸のバランスは重要な観点と言われています。
新入社員の場合、ビジネスマナー・仕事の進め方等、インプット学習がどうしても多くなってしまいがちです。そのインプットした情報をロールプレイングや仕事場面でいかに活用するかが定着へつながるかの分岐点です。
例えば、電話を取るということにおいても最初は躊躇してしまい、そもそも受電することが困難な新入社員もいらっしゃるのではないでしょうか。それはアウトプット(電話の場合取次ぎの練習等)の量を増やすことで不安感が取り除けるかもしれません。
つまり、アウトプットの量に変化を加えることで真にインプットできた状態になれるかもしれません。ですので、学んだことをレベルに応じ段階的に実践する場を設けることをおすすめいたします。
定期的なリマインド学習
インプットとアウトプットを組み合わせる学習方法に加えて、学んだことを定期的に振り返るもしくは思い出すリマインド学習も重要な観点となります。
例えば、敬語や言葉遣いを学び、メールやビジネス文書にしっかり使えていると思っていたら、そもそも使い方が間違っている場合があるかもしれません。また仮に言葉遣いの振り返りテストをしてみたら、忘れてしまっていた知識が見つかったり、同じ言い回しを使い続けていた影響で使い切れていなかった知識も出てくるかもしれません。
定期的に振り返りの学習機会を作ることで忘れていた情報やインプットできていた情報もさらに深めることができます。研修やOJTで学んだ内容を放置せず定期的にリマインドすることで新入社員の確実なステップアップと定着を促進することに繋がります。
KEC主催の新入社員研修のご紹介
KECでは、毎年4月に「新入社員合同研修」と「新入社員禅寺合宿研修」を開催いたしております。いずれの研修も上記でご紹介した観点も踏まえた研修設計をしております。
例えば、新入社員合同研修(全2日間)では、1日目にビジネスマナーのインプット、2日目に実際にリアルタイムで行う仕事の実践演習プログラムというアウトプットする時間を設けております。それにより、1日目に学んだビジネスマナーや仕事の進め方を体験的に行って頂き、実践することでできていることや課題といった気づきを促します。
また、新入社禅寺合宿では、禅の生活(食事、作務、座禅等)も仕事の一環として行われます。研修の時間がアウトプットの連続となりますので、非日常の空間でより仕事の姿勢や進め方、意識面にも磨きがかかります。
新入社員のより良い成長と活躍のため、実践や振り返りも組み込みんだ研修内容となっておりますので是非ご活用ください。ご質問がございましたらお気軽にお問合せください。各種イベントや無料セミナーにもぜひご参加ください!
この記事の筆者 |
KECビジネスコンサルティング 泉谷 岳(いずたに がく) 兵庫県出身。KECビジネスコンサルティングにて各種研修・セミナーの企画営業を担当。趣味は映画・YouTube鑑賞、心理学本の購読、野球観戦。 |