ビジネスに必要な「デザイン思考」とは?
皆さんこんにちは!
近年、ビジネスの現場でよく耳にするようになった「デザイン思考」。
具体的なイメージが湧きづらく、取り入れるまでのハードルも高い概念のように思われがちですが、仕事に大変役立つ思考方法です。
今回はデザイン思考について、解説していきたいと存じます!
■デザイン思考とは?
ビジネスの現場で問題解決をする時に取り入れられるフレームワークです。
デザイナーがデザイン業務で使う思考方法のプロセスを活用して、ビジネスなどにおける前例のない問題に対して解決を図るための思考方法です。
■デザイン思考が必要な理由
「新しいアイデアの創出・強いチームを作るため」
デザイン思考の効果として挙げられるのは、問題解決だけではありません。
その最大のメリットは『新しいアイデアの創出』です。
デザイン思考では、前例や固定概念にとらわれない思考法によって問題解決に取り組みます。
そのため、必然的に新しいアイデアが生まれてくるのです。
市場に合わせたものではなく、問題の本質を見抜いたものを展開していくことができます。
また、デザイン思考ではチーム間のコミュニケーションを大切にするという特徴があります。立場に関係なく全員に発言権があり、アイデアも平等に扱われる必要があるのがデザイン思考のプロセスです。
その結果、課題解決に取り組む中でチーム間の連携が強くなっていきます。
■デザイン思考の5つの問題解決手法
1. 観察/共感
デザイン思考で重要なことは、問題に対し観察して共感することです。
問題の悩みや状況についてよく知り、共感できる段階になりましょう。
2. 問題定義
デザイン思考には、問題の本質を見極めることが必要です。起きている問題の表層だけを解決しても、再発する可能性があります。本質を理解して、深層にある問題解決を考えることこそ、デザイン思考の真骨頂とも言えるでしょう。
3. アイデア創出
問題解決のために、思いつく限りのアイデアを出して、さまざまな面から考えてみましょう。最初からたったひとつの正解を求めるのではなく、あらゆる角度から考えてアイデアを出していきます。
4. プロトタイピング
アイデアをもとにプロトタイプ(試作品・模型)を作成します。
とにかく形にしてみることで、想像だけではわからなかったことが見つかり、より良いものに作り変えることが可能です。
5. 検証
最後に実行することがもっとも重要なプロセスになります。
実際に実行し、そこから検証し、プロトタイプをまたより良いものへと作り変えます。
デザイン思考は現在様々な企業で使われ、大きな成果を上げています。
これから先、何が起こるかわからない状況に対応する力をつけることができます。
そして何かの問題に直面したとき、また、新しいビジネスモデルを考えたいときは、デザイン思考を取り入れてみると何かが生まれるかもしれませんね。
KEC教育グループではデザイン思考などの社員の企画力を上げる研修をご用意しております。
まずはお気軽にご相談ください!
詳しい内容はこちらから